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本日の日記は非常にアクが強いです。

それほど現在のドラゴンズを理解する上での
分かりやすい試合でした。

まず現在のドラゴンズ課題、問題、
そして去年までと明らかに違う方向性を模索した結果、
所謂今年の方向性が出た試合だと思います。

まず問題点、と言うか方向性が見えた箇所。
それが浮き彫りになったのは
それは五回の攻撃時。
三連打で取れた点数は1点。
しかもこの三連打の中に長打が1本。

4安打で得点は2点。なんたる効率の悪さ。
試合の得点は13安打で5点。
しかも決勝点が犠牲フライ。

さて、5回の攻撃の話に戻します。

中村、ウッズ、和田。

この三人の連打の為、仕方が無いといえばそれまでだが。
つまりこの図式から導き出される応えは、

「長打のみ狙え」と言う事だと思われる。

今の打線では軽打、軽打でつないだ所で点にならない。
よくウッズに対して「アンチ」ファンは
「大振りするな!つなげろ!!」と言う言葉を口にしています。
もちろん本日の解説木俣も。

では、ココで質問。

例)
2アウトで中村が2塁打で出塁。
バッターウッズ。
ここでウッズ。軽打を狙い和田につなげるのが最重要なのか?

まずそもそもウッズの軽打でノリが生還できる可能性は
比較的、と言うよりかなり低い。
そして和田につないだ場合。

1イニングで3連打が出る確率。
※それまでの和田の内容にも当然寄りますが。

3割バッターの和田。好打者と言えど10本に3本程度しか出ない。

ここでウッズが長打を狙い打つ確率と3連打が出る確率。

もちろん繋いで投手にプレッシャーを掛ける、と言った形で
和田にヒットが出やすくなると考えても3連打が出る可能性は
きわめて低い。
またウッズが軽打→和田タイムリーであっても
ウッズの足ならそれこそ和田に3塁打以上の長打が出なければ
結局本日の試合の様に3連打で一点しか入らない。

3連打と言う極めて低い確率での野球をしていては
現在のドラゴンズでは点が望めない。
※そもそも5回はこのウッズが2塁打と言う長打で和田に繋いでも
1点しか入らなかった。

つまり…

ウッズは大振りしてこそなのだ。
ウッズに軽打、短打は求める理由が全く無い。


もちろん2アウト2塁の場面、ランナーが荒木や井端であるなら
本日の初回の様に軽打で良いのですけどね。
でもそれこそビッグイニングは作れません。

鈍足のランナーウッズが1塁に残りますから。

現在のオーダーでの点はクリーンナップで
稼げるだけ稼ぐ。これが最重要。
ぶっちゃけアライバよりも重要だと思う。

落合監督はこの事を重々承知の上で
去年オフ…いや2年前から「この形」でチームを作った。
この形を作るきっかけになったのは…

やはり「福留の離脱」これに尽きる。

3番福留が居なくなり
スタメンで走、攻、守がそろった外野手が居なくなり
もう守り勝つ野球の限界点を見たと思われる。

英智、藤井、上田等をスタメンに起用した場合、

「守り勝つ野球」では無く
「守るだけの野球」になってしまう。


平田、堂上等若手を起用した場合、

「守り勝つ野球」では無く
「守り難い野球」になる。

しかも後者は「打てないかもしれない」と言うリスク付き。

なら導き出される方向性は簡単。
英智、藤井などを後半守備固めで起用する手法はそのままに、
平田、堂上が育つまでの間「打撃に特化した」外野手を取る。
それが和田。

また、福留と言う走塁にも長けた3番バッターが居ないのでは
クリーンナップの「鈍足化」が当然見えてくる。

和田獲得の決断時期のキーを握っていたのは「3番井端の破綻」。
クリーンナップ鈍足化対策の為に
昨年、その前と井端を3番に抜擢した、育てたかったんだと思われる。

つまり落合監督はもう2年前から福留がFAで出て行っても
問題ない様に準備をしていたと思われる。
しかしそれが破綻になったのであれば…
俊足のクリーンナップ向けの打者、外野手が居ないのであれば
取るべき道は一つ。

圧倒的な長打力!

それもホームランだけではなく、外野の間を抜ける長打力を持ち
かつ逆方向でも弾道が「ライナー系」の打者の獲得、育成。

それが炳圭であり和田である。

少々酷だが現在のドラゴンズは守り勝つ野球だけを追っていない。

またファンにも酷な話だが福留が抜けた時点で
去年までの様な野球はもう出来ないのだ。

幸い先発、中継ぎ共に優秀なドラゴンズ。
勝つ手段としてはもう一つある。
その為、ドラゴンズの勝ちパターンは…。

現在のドラゴンズは投手が0に極めて近い数字で抑える。
圧倒的に打ち勝つか、のどちらかであると思う。

の2つである。

1点を守る投手戦が出来ないとは言わないが
そう言うスタイルに今年はなっている。そう思います。

そのスタイルの打破、つまり昨年までの形に戻るには
2つのハードルを越えなければならない。

1.平田の成長
2.堂上兄弟の成長

その時福留在籍時を圧倒的に超える、真の黄金時代の幕開けになる。





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管理人!の怒りのレス♪に反応!
デラさん、こんばんは!

かなり興味深く読まさせて貰いましたよ。^^
このレスについては安易に返しては失礼だから
後々にでも食らい付きます。(笑)

ただここまで本気の私見だと太刀打ち出来ない
のも本音です。(苦笑)

新鮮な見解もあって久々に震えが来たよ。
(褒め言葉でちゅVV)^^

私も今日の試合は指揮官が“方向性を示した”
と思うよ。

全然まとまっていないけど私見を出したいね。
デラさん、恐れ入りました。

イェイ☆ ~サスケ~
サスケ☆ 2008/05/26(Mon)02:31:42 編集
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