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ゲーム数が僅かの時とポストシーズン。
さて。監督コメントが実に興味深い。
「関所で止められている。そう簡単に手形はもらえない。
もっと苦しめば良い。代わりはいないんだから、
選手が音を上げるまで変えない。」
なるほどね~。
ペナントレースと言う物は
「如何に勝つか」では無い。
「如何に負けない様な試合展開をするか」である。
勝ち数を競う種目なら前者は正しい。
しかしペナントレースは「勝率」が重要。
1勝143分で優勝。
負けなければ良い。
その為、消耗戦でも意味の無い事では無い。
まぁ、勝つに越した事は無いが。
それでは監督コメントに注目。
これは単純に周りの控え選手が
スタメンより劣っていると判断。
例えば打順が7番まで下がった李だが
仮に変えるとしたら誰?
藤井、英智?今左打者を抜くのは得策ではない。
また後半の守備固めが出来ない。
ウッズを抜く?とんでもない。
それこそ和田、ノリに掛かる負担はでかい。
森野へのマークももっと厳しくなる。
目先のスタメン変更なんて何の意味も無い。
現有戦力が打たなければどうにもならない。
監督は珍しく語気を荒げた、とあったが…。
代打策もNG、強攻策もNG、バント(スクイズ)もNG。
じゃぁどうするか?
現有戦力で「勝つ采配」では無く「負けない采配」
を取るしかない。
同点ないし最小点差で競り勝つ。それしかない。
その為必要不可欠なのは守備固め。
現在「打つかもしれない」打者より
よっぽど英智、藤井の守備は重要。
そう。スタメンで使うよりね。
で。若手を下から上げてくる場合、
当然抜かれ下に行くのは彼ら。
要するにスタメンが打たなければ下からも上げられない。
ビョンギュさんを変える?
それこそ貴重な左のライトが居なくなる。
我慢の時です。
※なお「選手が音を上げるまで変えない。」これ。
これは李に対する激励だと思う。
先日サヨナラホームランの李のヒーローインタビュー。
「いい所で打てていないので…」
要するに
「そんな細かい事きにするな!雑音を捨てればお前は打てる!」
そんな監督の激励の気がする。
頑張れ!ビョンギュ!
私は最後まで君を信じて応援する!
さて。本日のポイントは多々ある。
内容を見れば勝って当然の内容だったのだが。
2~6回の間得点圏にランナーを送り出すこと4回。
勝って然るべき。
しかしあと一本が出ない。ノリの当たり、谷繁の当たり。
ハードラックもあった。
吉見も踏ん張る。と、言うより当然のピッチング。
勝ちが付かなかったけど内容は岩田に負けていない。
と、言うより勝っていた。※まぁ吉見は凄かった。その一言。
それよりも点が線にならず辛い試合。
本来なら5回、8回で決められた試合だったが。
まぁこれだけヒットが出ているので問題ない。
それよりも今日の見所はやはり森野と炳圭。
森野にはやはりインコースが来ない。
外の失投と思われるのが2球。
これをしとめられるかどうかがこれからの課題。
10試合くらいは試練か。でもまぁ森野だから大丈夫でしょう。
そして李炳圭。
藤川の失投といってしまえばそれまでだが
何よりもスコアラーやらドラゴンズ007がすばらしい。
ウッズは三振したが明らかにフォーク狙いの空振り。
和田の当たりは捕られたがこれもフォークにドンピシャ。
そして炳圭のサヨナラホームラン。
外のフォーク。落ちきらない所だったが上手く流した。
これが左投げ左打ち打者特有の打球。
今年の藤川の狙い球を絞っている証拠でしょう。
そしてそれを見逃さなかった炳圭。
ヒーローインタビューで
「良いところで打てなかったので…」
これに集約されているでしょう。
そして最後に選んだ日本語は
「一生懸命頑張ります」
こう言う打球、インタビューを見せ付けられたら
のめりこんでしまう。
今まで管理人は炳圭を擁護してきても
期待はしてなかったのも事実。
今日のヒーローインタビュー、そして
最後ベースインする瞬間のみんなの表情、炳圭自信の表情。
これでノレるか?
※それにしても和田。打席での割り切り方が凄いなぁ~と思った試合でした。
四球。一言で言ってしまえばあまり良い言葉ではないですね。
しかし。この四球と言うのは実は奥が深い。
四球にも種類がある。主に…
1.コントロールが定まらない
2.戦略(意図)的に出す
3.結果論
この様な場合がある。
2.は敬遠、あるいはボール球を振ってくれれば良い程度の
いわゆるキャッシャーが座ったままの敬遠気味投球。
さて。筆者の経験上1と3はどうしようもない。
試合中に修正できるかだが…まず無理。
1が発生した場合3になる。
そこで3にクローズアップ。
結果論…要するに「打者に見極められる」と言う事。
コントロールが定まらない場合、ボール球をどう使うか?がポイントになる。
釣り球、外角攻め。
ちなみにコントロールが定まらない場合、内角には投げられない。
なぜか?
内角に投げる際まず頭に過ぎるのは「ぶつけたらどうしよう」。
その為、真ん中よりに球が集まる場合がほとんど。
そこで重要なのがキャッチャーのリード。
きわどいコースに攻められず大雑把に「力投」させる事となる。
結果いい感じにばらつく場合もある。
例)ドラゴンズ中田、阪神の藤川、久保田、ソフトバンク新垣、ライオンズ涌井等など。
つまり球威があれば細かいコントロールがなくても何とかなるケースがある。
ストライクかな?程度のコントロールで良いのだ。
しかし。選球眼が良い打者相手だと結果四球になる場合もある。
これが「結果論」。
ここで重要になるのは「強い心」。
「ぶつけても!」と思えるのではなく
「ぶつけるわけがない!」と思えるかどうか。
開き直りとは似て非なるもの。
つまりこのケースで崩れる、踏ん張るのターニングポイントは陳腐な言葉だが
「ハート」である。
藤川の内角攻め。真ん中高め。あの投球術は芸術的と言っても過言ではない。
何が言いたいか?コントロールが纏まらない時も
ハートでカバーできるという事。
阪神戦での中田ではそのハートと言う点で踏ん張れなかった感が否めなかった。
ハート+コントロールがあれば更に言うことない。
さてドラゴンズの先発陣は
中田、小笠原が球威で押すタイプ。
川井、吉見がコントロール。
川上は…勘違いされがちだが川上の絶対的な武器は
球威では無くその卓越されたコントロール。
朝倉の武器はコントロールよく投げるシュートではなく
「力をこめたシュート回転する球威のあるストレート」。
※後日書く予定だがシュート回転とは良く悪いイメージが付きがちだが
必ずしもそうではない。
ただハートが投げればコントロールピッチもただの「置きに行く球」。
ハートが無ければ「球威のないシュート回転した棒球」。
この二人の共通点はハート。
四球を恐れず内角ギリギリにカットボール。
四球を恐れず外角一杯にシュート。
前者は昨日見れた。
あとは後者が決まるを見たい。
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やっと開幕を迎えたエース。
それに応えた主砲。
今日はもはや語る事は無い試合だったと思う。
白熱の投手戦!それに競り勝ってこそのエース!
そして緊張感のなか最高の形で応える主砲!
最後ヒヤヒヤした?
ん~結果論だけど岩瀬が川上の初勝利を消すわけ無い、
そう言う流れだったと思ってたので問題ないでしょう。
さて、それより両チーム面白い采配だったと思う。
まず大矢監督。
左右に拘り過ぎ。
これは野村監督に通ずるものがある。
那須野に預けてればタイロンの一発だけで済んだと思う。
球威は確かに落ちてたがキレはあったと思う。
先発、中継ぎを信じられず継投。
引っ張りすぎて炎上。
投手起用は難しいが6回は投げきらせた方が良かったと思うし
何より那須野に何も残らない。
先を見据えてないと言わざるを得ない。
ココが落合監督との大きな違い。
また対する落合監督の采配。
この大事な(川上の初勝利がかかった)試合。
そこに最小点差のチェン。
この采配は2つの点が考えられる。
1つは当然チェンの育成。
2つはチェンへの「信頼」を「チェン」に「見せる」。
1つ目の解釈は当たり前ですがプレッシャーが凄いと思う。
ココを乗り切れば岩瀬。
1イニング、岩瀬。この条件だが打順は上位に回る。
そこへ投入できるのだから凄い。
で2つ目。
アキフミ、平井は前日食らってるから信頼が無かったのかな?
とも取れるが、「こんな大事な場面で使うんだぞ!」と言う
信頼関係も生まれる。
そんな采配だったと思う。
今現在結果が出ているので杞憂に終われば良いが、
非常に気になる点がある。
それは右方向には強烈な打球を放つ事が出来るが
逆方向にはファールでもそれ程強烈な打球が無い事。
そう。この点が森野ではなく李を3番に使っている理由だと思う。
李は凡打でも逆方向への強烈な打球、ゴロアウトでも
ピッチャー返し、ショートゴロが多い。
はたまた引っ張る時もある。
たしかに昨日の試合で森野は
レフトへの犠飛を放っているが
そういう打球が少ない。
左方向への打球が増えた時森野は3番になれると思う。
昨年スリーランが多かったのもこれが理由。
進塁打を意識し引っ張る意識が強い。
その為、外の球が甘くなった所をガツン!
率も残し本塁打も増えた。
これからマークが厳しくなった場合、森野の真価が問われる。
04年落合監督が言った
「福留を4番にするのが一番早い」
それと同じではないか?
「森野を3番にするのが一番早い」
でも「何か」が足りないのも事実。
それが監督の真意かと。
※間違えないで欲しいのは森野を批判しているわけでは無い。
管理人は生え抜きスラッガーの進化が実に楽しみなのだ。
センターバックスクリーンにホームランを叩き込む姿、
早くみたい。
3番に森野が入った時、ドラゴンズは完成形を迎える。